浅草の起源
- 2015/11/16
- はじめての浅草
この浅草という町は、浅草寺の本尊である観音像が推古天皇三十六年(西暦628年)三月十八日に隅田川で漁をしていた漁師により引き上げられ、時の郷士により祀られたことに起原しています。
その由緒により漁師の兄の檜前浜成(ひのくまのはまなり)、そして弟の檜前竹成(ひのくまのたけなり)、郷士の土師真中知(はじのあたいなかとも)の三人が浅草神社の神として祀られたことで三社様とも呼ばれ、現在も続いている三社祭は1312年から行われるようになったのです。その縁起に合わせて三月十七・十八日に毎年行われていました。三社祭は江戸に春を告げるものであり、三基の神輿を乗せた船が隅田川を渡る船渡御が江戸市民を熱狂させたと伝えられています。