鼓童浅草特別公演「粋」千穐楽に神輿がサプライズ登場!
- 2019/7/3
- 動画で浅草体験
鼓童浅草特別公演「粋」
千穐楽のアンコールにて三社祭りで使用される神輿がサプライズで登場!ダイジェスト映像を特別に公開いたします。
2019.06.27(木)〜2019.06.30(日) 台東区立浅草公会堂
映像は6/30 千穐楽にて収録
ーーー
公演詳細:
『粋』は、三宅、モノクローム、大太鼓、屋台囃子をはじめとする、いわば鼓童の“古典”といえる曲が詰まった人気公演『道』(演出:船橋裕一郎)を浅草公演のためだけに、再構築した作品です。
https://www.kodo.or.jp/performance/pe…
2019年の全国ツアーの演目でもある『道』は、鼓童の前身である佐渡の國鬼太鼓座も含め、約半世紀の歳月をかけて継承し、練り込まれた、鼓童にとって根幹ともいえる作品。『道』『粋』ともに演出を務める鼓童代表・船橋裕一郎は、「太鼓」は、叩けば音が出るというシンプルな楽器ではあるが、その音や響きは複雑にして、多彩、ひとつとして同じにはならないと言います。鼓童のメンバーは、日々、その「太鼓」の表現・可能性を模索し、創作の旅を続けています。異なるジャンルのミュージシャンとコラボレーションをしたり、和太鼓以外の打楽器を使用したり、様々な新たな音楽アプローチに挑戦した作品も生み出し続けていますが、しかしその根底には、長い時間をかけて継承した“古典”があるからこそ、できる挑戦。
鼓童が長年大切にしてきた“鼓童トラディショナル”ともいうべき「型」を基調にした『道』を、浅草公演限定で、『粋』と題し、
演出・曲目を浅草仕様でお送りしました。鼓童と浅草の縁は深く、浅草のシンボルの1つでもある浅草公会堂で初夏に開催する公演も、2013年から続き、今回で7回目を迎えました。
演出の船橋裕一郎は、“粋”な浅草の町、浅草の人々にインスピレーションを得て、浅草の土地ならではの音楽を創り出します。浅草と鼓童のコラボレーションともいうべき、まさに地域限定のご当地商品ならぬ、ご当地公演!ともいえる本作。また今年の三社祭には鼓童メンバーも参加、神輿を担がせていただきました。
この度、千穐楽のアンコールにて三社祭りで使用される神輿がサプライズで登場しました。この神輿は2012年5月“平成中村座”に登場以来、浅草の舞台に登場するのは7年振りとなりました。
ダイジェスト映像を特別に公開!
ーーーー
◆船橋裕一郎より <鼓童代表&「粋」演出>
初日から満員で盛り上がっていたのですが、最後のフィナーレで神輿を登場させていただき感謝しています。「恐れ多いお願いをしてしまったな」と寝れない日々が続きましたけど、鼓童の皆で担がせて頂けて貴重で幸せな時間でした。
浅草は(町会のみなさんと)お付き合いさせて頂く中で、こういう大人になれたらいいなと思う「粋」な方が多くいらっしゃいますので、いつも勉強させていただいてます。浅草に鼓童の拠点を持つことができ、ようやく「ただいま」と言える場所になりつつあります。
(今年参加させて頂いた)三社祭も皆さんに温かく迎えて頂けて、青年部の皆さんとも神輿を通じて繫がる事ができました。これからも引き続きお世話になれたらと思っています。
◆冨士滋美より <一般社団法人 浅草観光連盟 会長&仲見世商店街振興組合 理事長>
神輿は今まで“平成中村座”で出した一回だけになります。今回、神輿を出すにあたり声をかけたところ町会の皆さん二つ返事で「いいですよ」と集まってくれました。鼓童さんは我らの仲間です!
神輿を形にするには人を集めるのが一番大変なので、今回は多くの町会の皆さんが集まってくれて頼もしいなと思いました。
鼓童の皆さんをみていると、三社祭で代々神輿の担ぎ方を伝えていくのと同じように、太鼓の技を次の世代、次の世代へと伝えていっているなと感じています。
歴史をどんどん次へ伝えるのが大事なので、そういう意味でも鼓童は浅草にぴったりだと思いました。
<神輿にご参加いただいた町会>
・仲見世町会・浅草中央町会・浅草西町会・浅一三栄町会・浅草公園町会・浅草東町会、約60名の皆さまにご参加頂きました。