慶讃:浅草寺本尊御示現会「浅草神社宮神輿本堂堂上げ・堂下げ」2024年3月17日,18日
- 2024/3/5
- 文化・体験
日時:
令和6年、2024年3月
17日(金)午後5時~午後6時40分
18日(土)午前9時~午後11時30分
場所:
浅草寺境内 浅草神社境内
主催:浅草観光連盟・浅草神社奉賛会
後援:浅草寺・浅草神社
3月17日(日)
17時00分 宮神輿 神霊入れの儀斎行
17時35分 宮神輿三基庫出し
17時50分 移御行列 浅草神社境内発進
18時00分 宮神輿三基堂上げ
18時30分 浅草寺一山式衆読経
18時40分 手締め
※ 3月17日(日)午後5時45分頃より60分程度、神輿三基堂上げのため浅草寺本堂正面階段と回廊に入ることはできません。
3月18日(月)
9時00分 浅草神社宮司祝詞奏上
9時05分 浅草寺一山式衆読経
9時15分 宮神輿三基堂下げ
9時35分 神事びんざさら舞奉納
9時45分 庭祭礼街中移御 発進
10時15分 浅草神社鳥居前
10時15分 宮入渡御
10時45分 大手締め
11時00分 巫女舞奉奏
16時30分 宮神輿三基庫入れ
17時00分 宮神輿 神霊返しの儀斎行
※ 3月18日(月)午前9時頃より60分程度、神輿三基堂下げのため浅草寺本堂正面階段と回廊に入ることはできません。
【 趣 旨 】
「浅草寺本尊示現会」は、推古天皇三六年(西暦六二八年)三月十八日の早朝、檜前浜成・武成の兄弟が江戸浦(隅田川下流の宮戸川)で漁をしていたところ、一躰の仏像を投網の中に発見し、土師真中知がこれを拝して聖観世音菩薩の尊像であることを知り、従者と共に槐(えんじゅ)の木の切り株に尊像を安置したという「浅草寺縁起」に基づいた行事です。同縁起によれば、その後一夜にして「あかざの草堂」が築かれ、十人の子供の手により尊像は草堂に安置されており、これが浅草寺の創始であると伝えられており、従って「浅草寺本尊示現会」は浅草の町の誕生を祝う行事として行われていました。
また江戸時代までは「三社祭」と一体の行事として神輿の渡御と併せて執り行われていましたが、明治維新以降は神仏分離令によって「三社祭」は五月に行われることになり、右記のような「浅草寺本尊示現会」の本来の意味が見失われがちになって参りました。
私達浅草に根付く者と致しましても、この「浅草寺本尊示現会」が一層賑わうように図ることは長年の懸案となっており、平成十二年「古式三社祭舟渡御」の一部として再現させることにより、広く内外に浅草の生誕の歴史を広め、強いては浅草の町の更なる発展を目指すものとして実施されました。
そして、本年より五年後(西暦二〇二八年)には、浅草寺御示現一四〇〇年の慶事を迎えます。
どうぞ皆様におかれましては、浅草神社の三体の御祭神が当地浅草の功労者、土師真中知命・檜前浜成命・檜前武成命であり、その御祭神が観音示現を慶祝して浅草寺本堂で観音様と対面されるという意味を良くご理解頂くと共に、「浅草寺本尊示現会」の歴史的意義を再度ご確認頂き、本行事が厳粛かつ盛大に執行できますようにご支援をお願い申しあげます。