江戸庶民の味を伝える、名物どぜう鍋
駒形どぜう
どぜうは江戸を代表する味覚の一つ。骨まで柔らかくなったものを食するのが庶民に好まれ、現在に至るという。
「駒形どぜう」の創業は1801年で、徳川11代将軍、家斉公の時代。店名の由来は、「どぢゃう」と書いたところ文化3年の火災に遭ってしまい、初代の越後屋助七氏がえんぎを担いで三文字の『どぜう』と当時有名な看板屋に書かせたことから。昔から庶民に親しまれてきたドジョウだが、店独自のタレをかけて煮る「どぜうなべ」が江戸庶民の嗜好を今に伝えている。厳選したどぜうを酒に漬けて酔わせ、甘味噌仕立ての味噌汁で煮こんだあとすくい上げ、さらに渋みのタレで煮こむ調理方法は江戸時代から続くもので、今も昔も変わらない伝統の味だ。
また、開いたドジョウとごぼうを卵でとじた「柳川」もおすすめ。のれんをくぐれば、創業以来の江戸情緒がたっぷり。1階の入れ込み座敷は江戸時代の形をそのまま残したつくりになっている。
駒形どぜう浅草本店
東京都台東区駒形1-7-12
- 営業時間
- 11時〜21時(ラストオーダー)
年中無休(大晦日と元日は休業)
※松の内の間は、20時看板とさせて頂きます。 - お席
- 【1F】入れ込み座敷
【2F】大広間・小部屋(掘こたつ式テーブル有)
【3F】小部屋(掘こたつ式テーブル)
【BF】椅子席 - アクセス
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