雅の会 投扇興 ”初心者体験” & ”競技大会” 参加者募集 4月6日,2019(土曜日)
- 2019/3/8
- 文化・体験
第38回 雅の会 「投壷と投扇興」の集い
往時を忍ぶ麗しい遊戯「投壷と投扇興」の集い
この伝統ある遊戯を末永く後世に伝えてまいります。
投扇興の体験できるめったにないチャンスです。
雅の会 投扇興は、其扇流で実施いたします。
日時 2019年4月6日(土)午前11時30分開会式 午後17時30分終了
会場 浅草文化観光センター(雷門前) 5F・6F
投扇興の体験をされたい方
当日11時から浅草文化観光センター1F受付いたします。
事前申し込みはこちらのフォームから「投扇興体験申込」と記載してください。
参加費 1,000 円 は当日受付でお支払いください。
12時より6階において投扇興の模範試合、投壺、舞踊「春の舞」をご覧いただけます。
投扇興体験は6階で、開始は13時10分です。
事前申し込みはこちらのフォームから「投扇興体験申込」と記載してください。
当日のタイムスケジュール
11:30 開会式
12:00 舞踊「春の舞」(浅草芸妓)
12:30 雅遊「投壷」(浅草芸妓)
12:50 投扇興「特別試合」
13:00 優勝杯返還「第37回優勝者(個人・団体)」
13:15 投扇興 競技大会「個人戦・団体戦」
16:35 個人戦・団体戦 準決勝・決勝(6F)
17:10 表彰式・閉会式
投扇興競技会 参加者募集
投扇興競技会 個人戦の部の参加者を募集いたします。
投扇興経験者 20名
競技会参加費:\5,000(お土産付き)
申し込みはこちらのフォームから「投扇興競技会申込」と記載してください。
問い合わせ 浅草観光連盟
電話03-3844-1221
FAX 03-3844-1330
投扇興の起こり
投扇興の原型となったのは、投壷(トウコ)という、中国は漢の時代の宮中の遊興です。日本には奈良時代に入ってきました。その後久しく忘れられ、江戸時代に一度は再興しましたが、なかなかルールが難解で堅苦しいため、同じく江戸時代に、より簡単で日本風にアレンジされ、女子供、ちょっとお酒の入った皆様にも気軽にできる投扇興が京都にて発明されるとこれが大いに流行り、酒宴の席で盛んに行われるようになりました。
投扇興の着想は、木枕の上に蝶が止まっており、それを扇を投げて追い払ったところ、扇が枕の上にうまい具合にとどまったことによるそうです。これはこのまま投扇興の道具の形状に表現されています。こういった日常の何気ない光景から着想を得て、それを投壷の代替としての遊びに昇華し、なおかつ民衆の間で流行定着する様は、いかにも江戸時代のポップカルチャーの自由闊達さを表すよい例です。
浅草においても投扇興は花柳界のお座敷などで盛んに行われており、浅草寺の境内でこれを行ったものが、よほどその盛り上がりぶりが目に余ったのか、江戸幕府より禁止されたという記録もあります。
投扇興のルール
簡単に言えば扇を投げるだけなのですが、ただ投げて蝶形を落とせばよいというものでもなく、扇と蝶形の位置関係の型により点数が定められています。当然再現の難易度の高いものは高得点になります。型には銘があり、源氏物語の54の巻の名がついています。
扇の投げ方にもいろいろとコツがあるようで、力を入れ過ぎても無駄です。枕に当てたり倒してしまったりすればペナルティもとられます。風を読み扇を優雅に操るのが達人です。
至って単純でありますが、そこに無常や優雅さを感じ取るのも人次第。なかなか夢中になれる遊びのようです。